独自ドメインをスタードメインで取得したら、次はどう管理するかです。
さくらサーバーにドメインを割り当てる前に、管理方法を考えておきます。
取得した独自ドメインをどう活用するか、サブドメインはどこで管理するか、ご利用は計画的にという話です。
通常独自ドメインを取得すると、そのドメインのメールアドレスが発行できるようになりますが、スタードメインはメール転送機能しかないので、メールは作れません。
さくらサーバーに独自ドメインを登録すれば、メールアドレスが作れます。
例えば、「hoge.com」という独自メールを取った場合、「○○○@hoge.com」というようなメールが幾つも作れます。
○○○は、好きな文字に出来ます。
独自ドメインのまま、さくらブログに割り当てるとドメインメールが作れなくなります。
これは、さくらブログに割り当てたドメインは、ブログにしか使えないというさくら側の仕様です。
メールが必要無ければ、独自ドメインをそのままブログに割り当てても構いませんが、せっかくドメインを取ったのに独自ドメインメールが使えないのは勿体ない気がします。
メール設定に関しては、メールフォームの設置方法で詳しく解説します。
メールを使う使わないに関わらず、ブログに適応するドメインは独自ドメインのままでは無く、サブドメインにした方が良いでしょう。
仮に取得した独自ドメイン名が「hoge.com」だとすると、そのままブログに割り当てるとブログのアドレスは下記のようになります。
「http://hoge.com/」
これでは、何のウェブページか解りづらいです。
アドレスは解りやすい方が覚えられやすく、見る人にも検索エンジンにも優しいです。
独自ドメインのサブドメインを付けるとどうなるか?
「http://blog.hoge.com」
これならブログという文字が入っているので、ブログのアドレスと認識しやすくなります。
もっと幅を狭めるのも有効です。
例えば、花に関するブログは「flowerblog.hoge.com」としたり、車に関するブログなら「car-blog.hoge.com」とすれば、より具体的なブログ内容がアドレスから読み取れます。
ブログを観る際にアドレスなんか気にしたことは無いという方も多いと思います。
私もほぼ見ませんので、解りやすいアドレスにどれだけ効果があるかは判りませんが、検索エンジン的には大事らしいです。
それに、敢えて解りにくくするより、解りやすい方が良いでしょう。
サブドメインをどこで作る?
今回は独自ドメインをスタードメインで取得しましたので、スタードメイン側でサブドメインを作る事が出来ます。
取得した独自ドメインをさくらサーバーに登録すれば、さくら側でサブドメインを作る事も可能です。
サブドメインをどっち側で作るか。
<パターン1>
スタードメイン側で独自ドメインからサブドメインを作って、さくらへ2つのドメインを登録する
<パターン2>
スタードメインの独自ドメインをさくらに登録して、さくらサーバー側でサブドメインを作る。
<パターン3>
スタードメイン側で独自ドメインからサブドメインを作る。
そのサブドメインをさくらへ登録する。
さくらサーバーにて、サブドメインのサブドメインを作る。
なんか、ややこし〜ですね。
要は、サブドメインをスタードメインで作るか、さくらで作るかという選択です。
私は、現時点でブログを他のサーバーへ移転することは考えていません。
移転しなければ、どこでサブドメインを作っても同じですが、将来何があるか解りません。
いつか仕方なくブログのサーバー移転をしなければならない時が来ないとも限りません。
<パターン2>の場合でブログを引越す場合、独自ドメインは、スタードメイン側でさくらへ向けている宛先を、新サーバーへ変更すれば問題ありません。
問題は、さくらで作ったサブドメインです。
サブドメインだけさくら側で、宛先を移転したサーバーに割り当てねばなりません。
独自ドメイン→新サーバーに宛先を変更。
さくらで作ったサブドメイン→新サーバーに宛先を指定
この形は、2つの場所からドメインの宛先を新サーバーに指定することになり、管理が複雑になります。
<パターン3>の場合、サブドメインはスタードメインに所属していますが、ブログに割り当てるサブドメインのサブドメインはさくら所属になります。
結局<パターン2>と同じく、サーバー移転の際はサブドメインのサブドメインを新サーバーへ宛先指定してあげねばなりません。
また、サブドメインのサブドメインなのでドメインが2重化して長くなるのもスマートではありません。
<パターン1>の構成で新サーバーに移転する事を想定してみます。
スタードメイン(独自ドメインとサブドメイン)→さくらに宛先指定
↓
宛先を新サーバーへ切替える
↓
スタードメイン(独自ドメインとサブドメイン)→新サーバーに宛先指定
スタードメイン側の宛先を新サーバーに向ける設定だけで済みます。
移転が終わって使わなくなったら、さくらサーバーの契約解除もできます。
よって、私は<パターン1>のスタードメイン側でドメイン管理をして、使っているサーバーへ宛先指定しています。
独自ドメインもサブドメインもスタードメイン側で作成しているので、管理上の混乱が起きにくいです。
サブドメインが幾つあるか、ドメインの宛先がどこに向いているかは、スタードメイン側の設定画面を見れば一目で判ります。
このように<パターン1>は、全てのドメインが一元管理できます。
万が一、サーバー切り替えをしても、それまで育ててきたドメインパワーを失う恐れが無いのもメリットです。
非常に解りづらい説明で申し訳ありません。
DNS( Domain Name System)ドメインネームシステムによる名前解決のための宛先指定設定が絡む話なので、説明が複雑になっています。
要は独自ドメインとサブドメインの管理がしやすく、サーバー移転が簡単に出来るようにすべきという事です。
管理がしやすいという事は、何か問題が起きた際に障害原因を特定しやすいということです。
ある日、ブログが繋がらない事が判明!
考えられる原因個所が散らばっていると、どこを直せば良いか解りづらいですよね?
そんな時にドメイン管理がスッキリしていると、余計な苦労をせずに済みます。
どういった形でドメインを管理するかは、ドメインをどう使いたいかにより変わってきます。
サブドメインも含め、管理するドメイン数が増えてくると余計に混乱します。
考え無しでドメインを扱っていると、後々後悔する事になりますので、良く考えてドメイン管理して行きましょう。
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